第1夜 ゲームウォッチ「ファイア」
止めど無く落ちてくる人々を救え、お手玉のように!!
記念すべき第一夜は、ゲームウォッチのファイアの話題で飾ろう。
このファイアが、私が初めて入手したゲームウォッチである。
当時「ゲームウォッチ、ゲームウォッチ、どこでもゲームウォッチ」と言うような
CMソングのせて世に出たゲームウォッチ5機種の売り出されたうちの一つである。
この5機種は後にシルバーシリーズと呼ばれるものであり、
「ボール」「バーミン」「フラッグマン」「ジャッジ」「ファイア」がある(順不同)。
この中でも、「ファイア」は、人気および出来が一番で有り、
後のワイドスクリーンシリーズで再び改良されて発売されたくらいである。
この「ファイア」が、後ゲームウォッチブームを作ったといっても過言ではないだろう。
「ファイヤ」は、火事の起きたビルから、飛び降りてくる人々を、
担架でトランポリンのように弾ませ、救急車まで運ぶゲームである。
落としたら当然死んでしまい、天使が表示される。
この天使が3つになったらゲームオーバである。
このゲームの面白さは
1.ビルから落ちてくる人のバウンド距離が救急車に近くになること。
2.点数が進むほど、連続して落ちてくる人数が増えてくること
これらのバランスが絶妙なタイミングを産み、まるでテニスで左右に揺さぶられるように、
担架を操らなければならないのが、たまらなく楽しいのだ!!
逆に、このゲームのつらさは、点数がなかなか増えない事である。
ビルから落ちて来た一人を、3回バウンドさせ、救急車に叩きこんで初めて1点なのである。
また、ワイドスクリーンシリーズから対応された、200、500点でのミス消滅制がないため、
最高点である999点に達するのは至難の技であった。
これらのつらい点のいくつかは、後のワイドスクリーンで改良がなされている。
(下図は、ワイドスクリーン版のエミュレータ画面である)
改良点
1.担架で弾ませるたびに1点
2.200点500点でミス消滅
3.画面にカラーフィルムが使用されややカラフルに(これはライオン等のゴールドシリーズから)
4.Bモードでは、ビルの途中からも人が落ちてくるようになった(また絶妙なタイミングが増えた、うれしい!!)
大体、映画でもなんでも、2匹目のドジョウは失敗するものだが、
事ファイアにかんしては、すばらしい改良がなされていると言っても過言ではあるまい。
さて、ファイア談議そろそろネタが尽きそうだが、じつは当時我々秋田県秋田市旭川小学校のガキどもの間には、
初代ファイアに関してとんでもない裏技が発見されていたので、それを紹介して閉めとしよう
やり方はあまり論理的では無いのだが、当時そのままの方法を紹介しよう。
1.ボタン電池を外す(この電池もゲームウォッチで初めて見たなあ)
2.ボタン電池を、床にガツガツ撃ち付ける(もう、狂ったようにね)
3.ボタン電池をファイヤへ入れ、電池用の蓋を何回も開け閉めする。
4.GAME Bをはじめる
するとどうでしょう!!
もういきなり、画面中に人がみなぎりだします!!(電池入れたての初期画面じゃないよ)
このくらい人がでて来るには、通常プレイでは500点以上くらいになる必要があると思うのですが.....
一度こうなったらもうOK。A GAMEさえやらなければ、つまりずっとB GAMEだけやるなら、
いつまでもこの状態が続きます。(A GAMEやったら直っちゃう)
しこしこつらい点数の積み重ねをしなくても、いきなりファイアの醍醐味を味わえるこの技。
無茶をする奴は、A GAME用のボタンを間違って押さないように、もぎ取ってしまった......馬鹿だね
ゲームウォッチ「ファイア」自体を楽しむ事は、今は難しい(2001年も壊しちゃった....)
でも、ワイドスクリーン版であれば、すばらしいエミュレータで味わう事が出きる。
ちょっと、かってにリンクをさせてもらい、皆さんに堪能していただきましょう!!ここ(後で許可とろうっと)
んじゃ、次は第2夜で会いましょう!!